映画『泥棒役者』に、ルドゥーテの額絵が使われました。

映画『泥棒役者』に、ルドゥーテの額絵が使われました。

映画『泥棒役者』に、ルドゥーテの額絵が使われました。

劇中のほぼ全編で主な舞台となる絵本作家「前園俊太郎」邸のセットに、ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの花や果実の絵、ピエールの弟、アンリ=ジョゼフ・ルドゥーテの魚の絵(上記画像の額絵※)、ヴィクトリア朝時代の絵本作家ケイト・グリーナウェイの挿し絵など、多数の額絵が飾られています。

※このアンリ=ジョゼフ・ルドゥーテの魚の絵は、皇帝ナポレオンのエジプト遠征に同行したアンリが現地で描いた下絵をもとに、帰国後、極細密な単色銅版画の博物図譜を制作し、「エジプト誌」[ Description de l’Égypte ] という有名な大図鑑に収められていたもので、その単色の銅版画を、後になって、更に手彩色した作品です。
英国で特注した鱗(うろこ)状のレリーフ装飾が施された額に、水面を油絵具で表現した飾りマットを添え、博物学的な絵を引き立てる、とても象徴的な額装になっています。

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■ 映画『泥棒役者』公式サイト: 絵本作家「前園俊太郎」邸の解説ページは こちら をご覧ください。